妹。

兄妹なので妹がいる。実家で暮らしているので顔を見るのは年に1度程度。
何と言うか、いつまでもアドケナイというか、兄とは違って毒のないコだと思う。
優しすぎて損することも多そうな、見ていると自分の汚れが気になってしまうような人だ。


そんな妹はウチの家では父に似たのか非常にフットワークが軽い。
思い付いたら出かけてしまう人で、東京はもちろん、沖縄なんかもフラっと出かける。
大抵は友達と出かけるみたいだけれど、独りでも旅行のできる人だ。


で、昨日突然、嫁の職場に現れた。
嫁は「こんなトコロにいるハズのない」という先入観でそうとう驚いたそうだ。
事前に連絡なしで、本来シフトではなく臨時で店頭に立った嫁を訪ねるとは、
何の計画もなくなかなか大胆だけれど、まあ、そういう時は必然が働いて会える様になっている。


英会話から戻ってきた俺に電話が入り、バッテリー交換したばかりの車を走らせ横浜へ向かう。
途中、ナビの馬鹿さ加減に怒りをぶちまけ、少し時間をロスして到着。
妹、嫁を拾って中華街へ。ちょっと遅い時間からラストオーダーぎりぎりで定番のお店に入り中華を堪能。
なんかメンツとイイ、場所とイイ、妙に新鮮で、不思議に楽しい一夜だった。


妹と俺の関係はあたりまえだけど、いつまで経っても永遠に兄妹で、そしてその感覚は子供の時のまま。
実家で両親とまとめて一緒に会う機会しかなかったので、家族感と相まって余計に時間の感覚を喪失したままここまで来たようだ。
だから食事を囲んで嫁と談笑する妹の姿は何だか見慣れず、ああ、大人なんだ(イイ歳なんだ。苦笑。)と気付かされた。


で、一夜明けて、妹も実家へと帰り、何でもない日曜日。
一気に冷えてきて寒くて出かける気力も奪われる。
日がな一日TVとラジオと本と雑誌とインターネットで過ごす。


ちょっと変わったコトとしては「アンティーク」に興味が出てきたらしい。
が、『骨董』ということではなくて『中古感』『使い古し感』に良さを感じ始めたって気分。
超絶お金がかかる方向に行かなくてラッキーとしか言いようがない。
シンプルモダン好きが計画している部屋のバランスにアクセントとして少し取り入れていこうと思う。
来週辺りに目黒通りへ行ってみよう。


今週の買い物:金シャチ(サボテン)×1、アンティークなサインボード(早速)×2