喉をやられた In La Mancha.

ロスト・イン・ラ・マンチャ [DVD]

タイトルは無理矢理。今日の2大TOPICSを繋げただけだ。


『喉』。俺は喉が弱い。油断していると直ぐやられる。
「疲れ」「ストレス」「乾燥」「季節の変わり目」、ともかく持病と言って
十分差支えがないぐらいに困っている。


さて、そんなこんなで昨日から腫れだした喉は今日も痛い。
で、熱まで引き起こすから手に負えなくて、仕事もひと段落(ホントは違う。)
しているので今日は会社を早退して帰って来た。


熱に冒され朦朧としながら一眠り。
随分と気分が良くなったのでWOWWOWで録っておいた"Lost In La Mancha"を観た。
テリー・ギリアムの「映画制作頓挫」のドキュメントなんだけど、
観てるうちにあんまり他人事とも思えない事情に感情移入。


金・時間・天災・契約などなど降りかかる問題は俺らとそんなに違わない。
流石に「天気が悪くて撮影が出来ない。」はゲーム制作にはないんだけれど、
「予算が足りない!」「どう考えても間に合わない!」「契約が締結しない!」
なんてのは、丸々先頃のプロジェクトで経験したコトだった。


映画では「主役の病気」ってのも大きな理由のひとつになっていたけれど、
そういえば今回の仕事でも米国の声優さんがICUへ入るような事態が起こり、
リキャスティングか、それとも回復に賭けるか、って事態があったっけ。
(結局、一命を取りとめ奇跡的な回復力で収録が続行したワケだけど。)


ともかく、監督の頑固な拘り?もあって事態は余計に悪化し映画制作は頓挫する。
まさに『デス・マーチ』。


そうそう、一般的な言葉かどうかしらないけれど俺らの間では使われる言葉。
どんどん次から次へと問題が勃発し、
それでも「死に向かって行進し続けるプロジェクト」のコト。
これは外から見ると良く分かるのだけれど、渦中だとなかなか冷静になれない。
この映画まさにソレだった。


同時にスタッフが語っていた「列車の法則」に賭けたい気持ちも良く分かって、
うん。ホント共感。


そこから生還出来るかどうかは、やっぱスタッフの力だと俺は思う。
最後は人材だよ。


ツラツラ、ツラツラ、話の方向が定まらない日記。
それは熱のせいなのか?そういうコトにしておこう。