13/ザメッティ [DVD] アメリカン・ビューティー [DVD]


「13/ザメッティ」は凹んだ。
カイジとか、そんなもんか?みたいな軽い気分で観たんだけど、
モノクロ感が、多分狙ったんだろうけど生々しさを強くしてて、
人の生き死にに弱い俺には刺激が強すぎてダウン。


上野の東京藝大でやってる「バウハウス・デッサウ展」へ出かけてみる。
バウハウスっコの俺としては堪らないハズなんだけれど、デッサウ期ってコトと、
何かここのところ微妙に趣味が逸れてて、今回は琴線への触れが弱いままに終わってしまった。
グロピウス校長室の再現とバウハウスのロゴの下絵はちょっと面白かったけどね。


エル・リシツキーの作品もあったんだけれど、あれ?ロシア構成主義じゃないの?とか、
調べようとして、今、この瞬間に、そーいえばウィリアム・モリスも展示してあったので、
アーツ・アンド・クラフツだし、そうか、拘らずにどうでもイイのかと思って調べるのを止めた。
そんなんだから知識が浅いままなんだろう。


で、何か微妙に趣味が逸れることの恐ろしさってのに話が戻るんだけれど、
まあ、定期的にこれまでも度々ありながら、でも、いつも根底にはやっぱりシンプル&モダン、
デザインは機能の代弁、って感じのバウハウスのスタイルからは離れていないつもりだったんだけど、
なんか、今、危なくて、怖い。苦笑。


これが映画の趣味とかなら、観る映画を変えればいいし、
服の趣味でも、まあ、売っちゃって買い替えても、まあまあ可能な範囲。
女性の趣味とかなら、それこそ、どうしようもないことだから諦めもつくし。笑。


が、家具の趣味はマズい。


ここまで、コツコツと集め続けてきたモノが色褪せて見えてきている気がしてる。
で、これが本当に浮気じゃなくて、本当の心変わりだとすると、
この部屋、どうすればイイのやら???家具の入れ替えなんか考えたこともないぞ???
ちょっと怖い。


で、今、どうしようもなくピート・ヘイン・イークのローテーブルに惹かれている。
スクラップウッドを何層にも重ねて出来ているテーブルなんだけれど、お値段\420,000。
が、「これは買えないやー」ってなればイイんだけれど、「何とか、買えないかな?」と
試算しようとし始めているのが怖い。これは、過去にもあった本気パターンなんだ。


既に、今回の夏のボーナスで椅子(これは非常に安い)は購入決定(俺の心の中)してるし、
この方向に流れ始めると、恐ろしい潮流に巻かれて藻屑となるのでは???
とか独りでスリルを楽しんでいるんだけれど、きっと賞与額を見て現実に戻るので只の妄想に違いない。
おわり。