実家に帰ります。

伯母が天に召されました。


気丈で、言いたいことを言う人でちょっと怖かったけれど、
とてもよく可愛がってもらいました。


正月に帰省した時にお見舞いに行きました。
手首は細くなっていたけれど、顔はあまり変わっていなかったな。


僕が来たことは判ってくれたみたいで、
混沌とする意識の中で名前を呼んでくれました。


その帰り路、母から伯母と小さい頃の僕のエピソードを聞き、
記憶にはないけれど、とても愛されていたことを知りました。


僕が結婚した時に貰った祝儀袋に入りきらなかったお祝いは、
伯母の独断で決めたことだと初めて聞きました。


伯母からいっぱい期待をかけられて、
それが少しプレッシャーになったこともあったけれど、
「伯母に笑われないように」なんて想いで頑張った時もあったな。
僕にとってそういう存在でした。


そんな伯母に気付いた時には、何も出来ないことがとても悔しくて、悔しくて。
愛された分のお返しができていないことを思い知らされました。


今日から実家に帰って、伯母を見送ります。


blogになんて、デジタルなデータでこんな事を書くのは、
何か不謹慎なのか、軽すぎる気がするのか、ちょっと気が引けたけれど、
今週も書くなら、書かないとはおかしいし、何も書かないのも整理がつかない。


伯母のことが大好きだったんだと今頃気付いた。


美千代おばちゃん。


何も言葉が思い浮かびません。